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Vision

アーティストもまたアスリートである。

人間の限界に挑むスポーツアスリート。
日々の驚異的な鍛錬と、そこで培われた肉体、精神、技術によって人類の記録を更新する。しかし、シューズやスイムスーツ、あるいは練習器具、それらに科学的見地が取り込まれることで、人の限界は押し上げられる。
私たちは、トップレベルの工芸家・職人たちをアスリートに見立て、科学的見地を制作現場に取り込むことで作品を進化させ、美を追い求める人類の歴史を、ひとつ上に押し上げたい。

環境の向上=工芸の向上である

自然と向き合い、ものづくりをする工芸家にとって、地球環境の変化とは密接な関係にある。彼らが、それぞれの立場から見える具体的な変化がある。
それを様々な企業や専門家と共有し、問題の解決や新たな開発に取り組みたい。
この時代だから取り組めることがある。
「自然環境への問題意識=工芸の進化」となる様に思える。

工芸とデジタルは融合する

現在、私達は一日のどれ位をデジタル空間で過ごしているのだろうか。
今や私たちはこの世界の中で、学び、集い、表現することがノーマルとなった。
この時代で、私達の暮らす世界がもう一つ生まれたのだ。
私達はその世界を無視できない。自らの日々の生活と、自らの作る作品に乖離を起こさない為に。
私達の時代において急速に発展するデジタル世界。この世界を取り巻く事象を積極的に作品制作に取り入れる事が、今を生きる私達にとって、よりリアルな作品になる様に思える。

Project

Project 01

Quest for nature

「KOGEI Next」の最初のパートナーは、スポーツアパレルメーカーの株式会社ゴールドウインが展開するオリジナルブランド「Goldwin(ゴールドウイン)」です。自然環境やそこから取り出した素材と向き合い、卓越した技術で美しい造形を探求する工芸家たちの姿が、Goldwinの思想と合致し、共同の取り組みが発足しました。両者は今後、 “Quest for nature(クエスト フォー ネイチャー)”というコンセプトをもとに、人と自然の新たな関係性を探求していきます。

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Project 02

Gold from Urban Mine

金は他の工芸資材などとは違い、私たちの見えぬ商流の中で精製されています。その金はどこから発掘され、どの様に取引されているか、延棒の姿になってしまうと、それは私達の想像力を奪ってしまいます。それは、少年兵が武装して奪い合った金かもしれません。途上国で不当な賃金で採掘されたものかもしれません。その様な金が私たちの身の回りに確実に存在するのです。
KOGEI Nextは金属工芸の素材の商流から見直し、都市鉱山と呼ばれる廃棄される小型家電の資源から希少金属を還元し、そこから作品制作を行うプロジェクトをスタートします。古美術鐘ヶ江と作家たちは、今後、金だけではなく、他の金属においても都市鉱山から再資源化した金属で制作しようと計画しています。社会、消費者、作家の皆が循環を体験する、新時代の制作を模索します。

Project 03

Visible

骨格を鉄鍛金で制作し、更にその上に筋肉や羽の彫刻表現をのせていく。鉄という最も硬く、加工が難しい素材に置いて、本郷真也にしか成し得ない二重、三重の途方もない超絶技巧作品。精巧に制作された骨の表現は完成後、肉眼で確認することはできない。
しかし、テクノロジーの発達により、現代ではCTスキャニングであらゆる内部は可視化された。このテクノロジーの活用により、この時代で彫刻は肉眼では見えない内部まで表現の幅を持つ事が出来るのだ。今や私たちの生活に切り離せなくなった、デジタル空間の存在。単なる外側と内側だけではなく、リアルとデジタル、朽ちゆくものと永遠、そして時間。そんな様々なレイヤーと新たな概念を彫刻に込める。私たちはこのvisibleシリーズの制作を通して、現代における新しい彫刻の姿を探求していく。

プロジェクト参画作家紹介

主 催 者

  • 古美術 鐘ヶ江
  • X-tech Management

協 賛 社

  • GOLDWIN

アドバイザー

  • 広瀬 麻美

    広瀬 麻美

    (株)浅野研究所
    代表取締役

  • 前﨑 信也

    前﨑 信也

    京都女子大学
    生活造形学科准教授

  • 山下 裕二

    山下 裕二

    明治学院大学
    教授

パートナー

  • 京都女子大学
  • 京都芸術大学